9月21日は「認知症の日(世界アルツハイマーデー)」です。
みなと病院では、この日に合わせて毎年、認知症治療病棟で行われているリハビリテーションの様子を展示しています。
当日は院内にブースを設け、認知症についての資料をご覧いただけるほか、当事者の方が心を込めて作られた『ロバ隊長』のマスコットもお配りしています。(いずれも数に限りがございます。)
認知症を少しでも身近に感じ、理解を深めていただけるきっかけになれば幸いです。
ご来院の際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
2025年9月5日
まだまだ残暑が続いていますが、デイケアでは季節を楽しんでいただこうと「手作り風鈴」を作りました。
色とりどりの素材を使って、一つひとつ丁寧に仕上げた風鈴。窓辺に吊るすと、やさしい音色が響き、心地よい涼しさを運んでくれます。
「風鈴を作るのは初めて!」という利用者さんも、完成品を手にして笑顔いっぱい。音色を聴きながら「夏らしいね」と会話も弾みました。
残暑の中でも、風鈴の音がささやかな涼を届けてくれた一日となりました。
2025年8月25日
8月2日(土)、
今年も『市来祇園祭』 が盛大に開催されました。
夜のサマーフェスタや花火大会が有名ですが、午前中から市内の湊地区を練り歩く「山(やま)」と呼ばれる山車も大きな見どころです。
毎年、女山・男山をはじめとする様々な山車が病院玄関前にも立ち寄ってくださいます。地元の患者様はもちろん、初めてご覧になる方もその迫力に思わず拍手や笑顔で応えられていました。
炎天下の中、こうして毎年お立ち寄りいただけることに、心より感謝申し上げます。
2025年8月4日
7月30日、いちき串木野市防災センターで行われた「認知症キッズサポーター養成講座」に、今年も参加してきました。
この講座は、市内の小学4年生から中学生を対象にしていて、高齢者体験コーナーでは装具やゴーグルを身につけて「体が動きにくいってこんな感じなんだ」と実際に感じてもらったり、認知症について分かりやすく学べるお話があったりします。私は一昨年から続けて講話を担当しているのですが、今年も子どもたちはとても熱心に聞いてくれていました。
劇のコーナーでは「お店で認知症の方を見かけたらどうする?」という場面をみんなで考えるのですが、子どもたちから次々に意見や感想が出て、こちらもとても刺激を受けました。
こうして認知症のことを正しく理解してくれる子どもたちが増えていけば、いちき串木野市はますます「認知症になっても安心して暮らせるまち」になっていくんじゃないかなと思います。これからも、こういう機会にはできる限り参加していきたいです。
2025年7月31日
先日、患者様と一緒に、近隣へお出かけする機会がありました。
お出かけ前には、スタッフがお一人おひとりにお化粧をさせていただきました。お化粧をすると皆様の表情がふっと明るくなり、自然と笑顔がこぼれます。「きれいになったね」「若返った気がする」と、心も晴れやかになったようでした。
外に出ると、春の陽気に包まれて、あちこちに花が咲き誇っていました。道すがら、近所の団地内にある公園にも立ち寄らせていただきました。地域の皆様の温かいまなざしに見守られながら、皆さんでシャボン玉遊びを楽しみました。風に乗ってキラキラと舞うシャボン玉に、思わず手を伸ばしたり、笑い声をあげたり——その瞬間、私達も日常の色んなことを 忘れてしまうような、純粋な喜びの時間となりました。このようなひとときを支えてくださるご近所の皆様に、心より感謝申し上げます。これからも、患者様の「今日を楽しむ気持ち」を大切に、日々の関わりを続けてまいります。
2025年5月16日